映写雑記

映画館の設備視点

映画館のスピーカー

こんにちは、ブログをはてなブログに移しました。こっちの方が使いやすい。

今回は映画館のスピーカーについて少し。

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スピーカーにはパッシブスピーカーとパワードスピーカー(アクティブスピーカー)がありますよね。映画館にはパッシブが良く使われます。

 

パッシブは別途アンプが必要なので映写室の音響機器の占有スペースがたくさん必要です。あと映写室の温度が凄まじく上がります。

パワードは映写室がすっきりですし、エアコンにも優しい室温です。

あとよく、オーディオの世界でいうのはアンプとスピーカーの間は短い方が音が良いっていいますよね。パッシブだと映写室のアンプと場内のスピーカーまでうん十メートルという距離になります。

パワードは長くても数十cmぐらいですかね。

 

じゃあパワード良い事しかないじゃん!って思ったかもしれません。

そんな事はないのです。

 

まずSNが悪くなった時にアンプでレベル下げれば改善するぜ!って場合が多いのですが、パワードは下げれない機種も多かったり、映画館のような常設設置のスピーカーだと簡単に手が届きません。なので、SN悪くてノイズが出てきた場合悲惨です。

あと、トラブルした時に詰みやすいです。パワードはアンプを内蔵しているわけで、アンプが飛んだ場合、交換や復旧が難しいです。映画館によってはスクリーン裏にアクセスできずに交換ができないという事もあるのではないでしょうか。

 

ウチはパワードとパッシブ両方あり実際にアンプが飛んだ事が何回かありますが、メインスピーカーの場合、数メートルの高さのスクリーンフレームをよじ登り、10kgぐらいあるアンプを不安定な足場の中交換するのは正直辛いです。映写室にアンプがある場合は、映写室で鼻歌歌いながら交換でした。

それと特殊な事例ですが、アンプの中にあるEQのフィルターが機能しなくなり、アンプを交換しなければいけなくなることもあったりと、以外にアンプ交換というのは多いので、楽な位置にあるほうが現場的には嬉しかったりします。

 

でもまぁどっちが良いかは劇場の設計や運用の仕方で変わってくるので、合っている好きな方を選ぶといいと思います。

 

ちなみに僕はパワードの方が好きです。

何故かって?なんかメカメカしくてカッコいいからです。