映写雑記

映画館の設備視点

ホラー映画辛い

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こんにちは、映写の仕事でここ数年とってもやりたくない仕事があります。

 

ホラー映画の試写テストです。

 

20代前半のころは、ホラー映画大好きでむしろ好んで観ていたんですけど、ここ数年何故かダメになり、とってもきついんです。

 

最近だと、事故物件という映画ですかね。試写したくなさすぎて、後輩くんに

「後進の育成だ!やっていいよ☆ミ」

と言ったら

「無理です」※同じくホラーが苦手な後輩

と言われ結局、自分でやる羽目に。

 

ホラー映画の試写テストは怖いシーンを観たくないので、映写室でひたすら日常パートにあたるまでプロジェクターの操作でスキップします。

 

映写歴が10年ともなると直感でだいたいどのくらいに日常パートがあるかを当てるなんて造作もないのであまり時間はかかりません。

 

そしていつも通り場内に向かい、場内でサウンドとか絵のクオリティチェックをします。

 

私「はあああああ亀梨くんかっくぉおいいいいい メガネおしゃれですね」

と独り言いってないと怖くて死にそうです。

ごくせん世代なので亀梨くん好きです。

 

ホラー映画の鉄則だとおもってるんですが、音楽がなくなったり周りの音のSEのレベルが下がり出したら、怖いシーンが来るフラグです。

 

振り返らず逃げましょう。

 

そんなこんなで実はホラー映画の試写テストちょっと手抜き甘いんですけど、年間数百本、試写テスト回数なら千回は軽く超える私からすれば、日常パートだけで全体のレベルを把握するなんて造作もないのです。えぇ、任せてください。えぇ大丈夫でうs

 

とはいえ、最近の邦画ホラーってあんまり怖くない(一部を除き)のもわかっています。

 

そう、そもそもホラー映画が怖いというのは3割ぐらいの理由で、

 

ホラー映画を誰もない真っ暗な劇場に一人だけで観るのが辛いんです。

これが怖いんです!!!!

 

劇場を出たロビーも真っ暗です。視界に入るのは非常階口の誘導灯が照らしている部分だけです。

 映写室以外の空調も止まるので生暖かくじっとりした空間になります。

 

なまじちょっと古い建物なのでその辺りも演出に加算されます。

 

怖くないホラー映画を観つつ、

「なんだよ~怖くねぇじゃん~笑」

とか言ってるの、めっちゃフラグぽくないですか?

洋ホラーで真っ先に退場するやつじゃないですかこれ。

 

あとファイナルディスティネーションをみた後だと、映写機のミシン部分に体を引き込まれて死にそうで怖くなりますね。飛行機キャンセルしてないけど。

 

邦ホラーは観たらトイレに行けなくなります。

真っ暗な劇場のトイレって鏡もあるので素晴らしく怖いです。

子供のころ観た仄暗い水の底からを思い出してしまって試写テスト中に水回りに近づけません。ビルの貯水槽に落ちてしまうかもしれない。

 

しまった、色々観てきたからその蓄積もあるのかもしれない、、、全てが怖い物に見えてしまいます。

 

ではまた。