映写雑記

映画館の設備視点

羅小黒戦記がすごい。

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こんにちは、また緊急事態宣言などが発令?されてしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、

ロシャオの吹き替え終わったらロシャオのブログ書くよって言ってたら、好評なため期間が延長し、いつまでたってもブログが書けずにいました。もういいや!と思ってブログにします。

 

私の所では、ファーストランではなく遅れての上映だったので、ロシャオ自体を観たのも去年の終わりごろで、ロシャオの仕込みをした時でした。

 

初見で観たときは、ボロボロ泣いてしまいました。

ベターだけどあれはずるいって、、、

そして中国アニメのクオリティが侮れない。数年後には日本のアニメ業界は抜かれてしまうのでは?と思うほどに凄かったです。

 

中国語オリジナルの日本語字幕版も上映しているのですが、そっちはあまり関わっていないので、今回は触れません。

 

吹替えを観たときの印象は、とにかくマットな印象でした。

色の塗り方や色使いの関係もあると思うのですが、音もマットな印象。

 

私のいる映画館はちょっとライブ、つまり残響感がある箱の設計で、不必要なリバーブ感を感じたので、たぶんスタジオだとこんな音だったのでは!と思いながらその差を修正していきました。ただその劇場の良さを残しつつ殺さずと、この辺は感覚なので言語化ができず、上手く説明できないのですが。

 

その過程で、ちょっと日本アニメ特有の男性の声より女性の声が大きく聞こえちゃう現象をなんとかできないかなと、考えてた方法を試してみました。

 

女性の声が大きく聞こえてしまう現象は、人間の耳の特性上しょうがないのですが、スタジオではあまりその差を感じないので、単純に再生環境の箱の大きさの差だと思っています。

 

そんな事を盛り込みつつ、日本語吹き替えを担当した岩浪さんにも監修してもらってOKをもらったので、まあ間違ってないはず。

 

 

後学のために字幕版も観たのですが、とても勉強になりました。。。つかオリジナルはそんなにマットな感じじゃなかったな?

 

今回は、ちょっと個人的メモみたいなニュアンスもあるので、解説要素は少な目ですすみません。

ではまた。