こんにちは、今回はちょっと簡単な雑談的な気持ちでブログを書こうと思います。
それはそうとツイッターを始めました。というか復活しました?
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では本題ですが、そもそも映画館での映像のクオリティを上げていくには何から拘った方が良いのかっという事を少し考えていました。たぶんホームシアターでも共通するような気がします。たぶん。
個人的なPJ映写クオリティの影響度ランキング
PJ(プロジェクター)の映写で、映像のクオリティに影響するランキングです。
そのまま拘るときの優先順位とも合致しています。
1、スクリーン
2、映写環境
3、ランプ
4、プロジェクター
かなと個人的には思います。多分人によりけりだとは思うのですが、経験上こうなりました。
では1から説明していこうと思います。
スクリーン
いやもう、文句なしに一番拘るべきなのはスクリーンだと思います。
アバウトですが、体感での映像クオリティの影響割合はスクリーン7割、映写環境2割、PJ1割です。
何故かというのを経験を踏まえて説明します。
私はハークネス、山星組、スクリーン設備、スチュワートというメーカーたちを使った事があります。
PJは共通です。どのメーカーも悪いメーカーではありませんでしたが、スチュワートに変えたときの映像の綺麗さといったらそれはもう、とてつもない衝撃でした。
他の同じPJを使っている映画館に行ったときも、SXRDはもっと頑張れる子だぞと思うほどに画質に差がでます。
スクリーンスペックの数値上は他と変わらないはずなのですが、スチュワートの謎技術のようなものが凄いのです。
スクリーン自体は他のメーカーより高いですが、後述のPJの欄で説明しますがコスパ最強です。
スチュワート以外にも高級な高スペックなスクリーンメーカーはあるので、映像クオリティを上げたい場合はスクリーンを吟味してまずそこにお金をかけるのが良いと思います。
映写環境
次に来るのは、映写環境だと思います。
映写環境とはいろんな事を指していますが、私の中では映写角度と距離、壁の反射や迷光の度合い、レンズの種類、スクリーンのタイプが主に考えてる内容ですね。
映写角度と映写距離は何方も数字が浅い方が強いです。まあ距離については近すぎても難しいですが、概ね角度が縦横につけばつくほど映像が歪み、距離が長くなればなるほど色味や輪郭のシャッキリ感が薄くなります。
あと結構知られていないのですが、デジタルシネマのPJは台形補正とか映像を補正する機能は一切ついていません。
SMPTEだかDCIだかでしちゃだめよって言われています。
なので理想はやはり左右と上下0度で入射して、距離はレンズの適正距離での映写が理想ではないかなと思います。でも建築上なかなか難しいのが現実です。
次に壁の反射や迷光というものですが、
映画館は商業施設なため、消防法が厳しくついて回ります。それにお客様の安全を考慮しないといけないので、足元の足下灯等が絶対に存在します。
なので暗い場内ではありますが、結構よく見るといろんなところに明かりが存在します。暗い中の明かりってとっても目立ち、なおかつスクリーンが結構びっくりするぐらい反射してしまうので、発色性に影響してしまいます。この辺りをよく考えて作られた劇場はかなりのポテンシャルだと思います。
壁も光を反射します。スクリーンが反射した光を壁が反射してスクリーンの映像に再度もどって影響してしまう事もあります。というか、そもそも観てて壁が反射してたらちょっと気になるし見づらいですよね。
次にレンズの種類ですが、映画館の映写機のレンズは何種類かに分かれています。
大きく分けると単眼と二眼というくくりがあります。単眼はレンズ一本なのですが、二眼はレンズが二本ついていて、映像を重ねてだしています。
主にこの二眼は3D用のレンズです。2Dでの上映では足かせにしかなりません。
何故なら二つの映像が共存してしまうので、どんな頑張っても若干ぼやけます。
割と密着して設置されていますが、数cmでもレンズの芯がずれているのは大事です。
最後にスクリーンのタイプですが、フラットかカーブドかってタイプですね。まあフラットか適度なカーブドが良いと思います。過度なカーブはただの害悪。
ランプ
次にランプなのですが、レーザーはちょっとわからないのでキセノンランプでの話。
運用コストが許すなら適正から一回り大きな球でパワー抑えめで運用するのが一番いいように思います。これは明確なロジカルがあるわけではなく感覚なので、どうしてとは言えないのですが、、、
ただ安定してみるならランプは2kW球の小さい球が一番安定性が高いです。大きい球は美味しい時間が短すぎる。。。
私は2k~4kを使用していますが、4kは使用時間が700時間しか使えないのでランニングコストはべらぼーに上がります。正直辛い。
プロジェクター
多分みなさん意外だと思うと思いますが、プロジェクターの優先度は低いです。
ここはコンシューマー機と違うかもしれませんね。
これはレーザーでもキセノンでも変わりません。
プロジェクターを拘るのは、もうやる事やったしあとちょっと95%を100%にしたいっていうぐらいの時だと思います。
何故なら、DLPはTI社のチップをそのまましか使えないので各社プロジェクター自体の差はそんな出ません。SXRDも同様にLCOSチップなのでSXRDどうしの差ってあまりありません。
DLPが好きかSXRDが好きかで決めていいと思います。
じゃあレーザーとキセノンは?っていう話ですが、スペックルノイズ?でしたっけごめんなさい、ちょっとノイズの名前がうろ覚えですが、それとランプの揺らめきが酷くない限り、ほとんどの人は見わけつきません。僕もある映画館に行ったときに言われるまでレーザーだって気付きませんでした。
なのでスクリーンの時に後述すると言った部分ですが、値段が倍するRGBレーザー買うより、キセノンでもちゃんとしたプロジェクターを買って、その差額でしっかりしたスクリーン買った方がいいです。例えば予算が3600万だったとしたらRGBレーザーの高いやつだと3500万ぐらいするらしいので100万でスクリーンを用意しないといけません。
でも、キセノンのプロジェクターならどんな高くても2000万ぐらいで買えるので極端な話、1000万をスクリーンにかけても600万あまります。600万で他の事ができます。
そしてRGBレーザーとキセノンを見比べたときより、費用対効果が全然良いです。
とまあこんな感じです。
ただあくまでも私の実体験に準ずる考えなので、「いやいやこうだよ」という方もいると思います。まあ何か参考になればなと思います。
ではまた。